二次カリエス
投稿日:2020年3月7日
カテゴリ:新津田沼歯科ブログ
こんにちは、歯科医師の戸張です。
寒い日があったり、暖かい日があったりと
寒暖差が激しく、気温差がかなりあるので、
体調を崩さないよう気をつけていきましょう。
新型肺炎が猛威を振るっていますので、今後も被害が予想されます。
手洗いうがい、マスク等で予防して、無駄な外出等は控えたいですね。
みなさんは二次カリエスという言葉をご存知でしょうか?
一度治療が終了した後に同じ歯が虫歯になることを言います。
虫歯治療での詰め物と歯の隙間から虫歯菌が侵入し、歯が再度虫歯になってしまうことです。
二次カリエスは特に珍しいことではなく、毎日の診療の中でよく見かける虫歯なのです。
原因としては、虫歯治療では虫歯を削ってレジンや、インレーと呼ばれる詰め物で修復しますが、
詰め物や付ける際の接着剤の経年劣化によって隙間ができてしまいます。
保険適用の金属やプラスチックの材質には、歯垢をくっつけやすい性質もあります。
また、歯磨きが充分に届かず虫歯になってしまった場合は
磨き方を改善しないと再度虫歯になることも多いです。
歯と詰め物の間に隙間が生じ、そこに汚れが停滞し虫歯になりますが、
この二次カリエスが生じた場合、現在の詰め物を外して虫歯の治療が必要になります。
二次カリエスを防ぐために、定期的に歯科医院で検診を受け、
新しく虫歯が出来ていないかチェックしてもらいましょう。
また、毎日の歯磨きを徹底して、丁寧に行いましょう。
保険適応外ですが、セラミック治療は虫歯になりにくい素材です。詰め物や被せ物は
保険適応の金属のものより、セラミックのほうが歯垢がつきにくい上に、
歯との密着性が高いため隙間ができにくいので二次カリエスが起こりにくいです。
一度虫歯になった歯はまた虫歯になる可能性が高いので、
毎日の歯磨きをしっかりおこないましょう。
また、定期的に歯科医院でお口に問題がないかチェックしてもらいましょう。
気になる症状がありましたらぜひご来院下さい。
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