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親知らず抜歯後の痛み ドライソケットの症状と対処法

投稿日:2021年12月14日

カテゴリ:新津田沼歯科ブログ

親知らず抜歯後の痛み ドライソケットの症状と対処法について

津田沼駅すぐの歯医者「徳壮会新津田沼歯科クリニック」の歯科衛生士です。

歯(親知らず)の抜歯後は、痛みや患部の腫れを伴うことがあります。

抜歯と診断された方の中には、「親知らず抜歯後の痛みはいつまで続くの?」「急に痛みが強くなったらどうすればいいんだろう?」「痛みを少しでも和らげる方法はあるの?」など、抜歯後の痛みについて様々な不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

親知らず抜歯後に生じる痛みについては、「患部の傷口による痛み」と「ドライソケットによる痛み」という大きく分けて2つのケースがあります。

今回は、親知らずの抜歯後に生じるそれぞれの痛みについてお話していこうと思います。

親知らず

 

親知らず後の傷口による痛みについて

親知らずの抜歯前に行った麻酔注射の効果が切れてくると、傷口が痛みだすことがあります。抜歯時の侵襲や要した時間によって痛みの度合いは変動しますが、この痛みは外科処置に対して起こりうる正常な反応といえます。

麻酔の効果が切れ始めるまでの時間は平均的には1時間半位で、感覚が正常に戻るまでにおよそ3~4時間位と言われています。しかし、麻酔の効果は個人差がありますので1時間で切れる方もいれば、5時間以上持続する方もいらっしゃいます。

傷口によって感じる痛みについては、麻酔の効果が切れる前に鎮痛剤(痛み止め)を服用することで、緩和することができます。

親知らず抜歯後の傷口による痛みの期間は?

一般的な親知らずの抜歯では、1~2日で鎮痛剤(痛み止め)を服用せずとも気にならない位までに痛みが治まります。

ドライソケットによる痛みついて

ドライソケットは、抜歯した部分の骨がむき出しになっている状態です。抜歯した数日後から強い痛みを感じます。

通常、抜歯した部分には血が溜まり、血餅(けっぺい)と呼ばれるかさぶたが形成され、抜歯部分の穴を塞ぎます。これによって、外部からの刺激や細菌感染から患部を保護します。しかし、体質で血餅が形成されにくい場合や途中で血餅が剥がれてしまうと、骨に直接刺激が伝わったり、細菌感染を引き起こしたりするため、強い痛みを引き起こすことになります。

親知らず抜歯後のドライソケットによる痛みの期間は?

ドライソケットになると、およそ1~2週間ほど強い痛みが続きます。その後、さらに1~2週間で少しずつ痛みが弱まります。長い場合には、痛みがなくなるまでにおよそ1ヵ月ほどかかることもあります。

ドライソケットにならないために気をつけること

ドライソケット

親知らずを抜歯した日は、傷口から僅かな出血があります。唾液と血液が混ざって、出血量が多く見えるため、不安になる方も多いと思いますが、血管を損傷するなどのトラブルがない限りは心配ありません。

出血が気になって何度もうがいをしたり、傷口を舌で触ったりすると血餅(けっぺい)が剥がれて「ドライソケット」になってしまいます。

ドライソケットにならないためにも、親知らず抜歯後には下記のことに気をつけましょう。

ドライソケットになった際に自宅でできること

上記のことに注意していても、ドライソケットになってしまう可能性はゼロではありません。

ドライソケットになってしまった場合は、鎮痛剤や化膿止めの服用をはじめ、できるだけ傷口に刺激を与えないことや抜歯した穴に汚れが溜まらないように注意しましょう。

うがいもできるだけせず、血餅(けっぺい)の再形成を待ちましょう。

 

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