子どもの口内炎の原因と種類
投稿日:2022年2月19日
カテゴリ:新津田沼歯科ブログ
子どもの口内炎の原因と種類について解説
津田沼駅すぐの歯医者「徳壮会新津田沼歯科クリニック」の歯科衛生士です。
今回のブログでは、子どものお口の中にできる口内炎の原因と種類について解説いたします。口内炎がよくできると困っている親御さんは、原因を知ることで口内炎の予防に役立てていただけると思います。
子どもの口内炎の原因とは?
お口の中の傷
頬を誤って噛んでしまったり、矯正器具が粘膜に接触したりなど、お口の中の傷が原因で口内炎になる場合があります。
ウイルス・細菌の感染・繁殖
体力や免疫力が低下している時には、ウイルスや細菌の感染・繁殖が原因で口内炎(ウイルス性口内炎)を引き起こす場合があります。
お口の中の火傷
熱い食べ物や飲み物などでお口の中を火傷した際、火傷部分が赤く腫れるカタル性口内炎になる場合があります。
ストレス・疲れ・栄養不足
ストレス・疲れによる抵抗力の低下やビタミンB2などの栄養不足、栄養の偏りが原因で口内炎が生じる場合があります。
金属アレルギー
金属アレルギーの場合は、金属を含むつめ物・かぶせ物などによって炎症が生じます。
カビの繁殖
免疫の低下やお口の中が不衛生になると、常駐菌であるカンジダ(カビ)が繁殖し、カンジダ性口内炎になる可能性があります。
口内炎の種類について
口内炎は下記のような種類があります。各口内炎の種類と特徴についてご紹介します。
ヘルペス性口内炎
単純ヘルペスウィルスの感染によって生じる口内炎です。唾液などの接触感染、飛沫感染によって感染します。感染後、潜伏期間を経て強い痛みや発熱、歯茎などの腫れなどの症状が現れます。
- 生後6ヵ月~3歳位の乳児・幼児がなりやすい
- 強い痛みを伴う
- 38~40度の発熱を伴う
- お口の中やお口周りの皮膚に水疱ができる
- リンパが腫れる
- お口の中が赤く腫れ上がる など
カタル性口内炎
火傷や頬の内側を噛んでしまうなど、物理的な刺激によってできた傷口に細菌が繁殖して生じる口内炎です。疲れや病気などで免疫力が低下している際にできやすくなります。食事の際にしみたり、痛みを感じたりします。
- お口の中が赤く腫れ上がる
- 刺激のある飲食物でしみたり、痛みを感じたりする
- 口臭がきつくなる
- 赤い斑点ができる など
ベドナーアフタ
乳児の授乳の際、哺乳瓶のゴム乳首による慢性的な刺激によって生じる口内炎です。お口に合わないゴム乳首を使用していたり、おもちゃなどを口に入れた際の刺激が主な原因です。
- 舌の縁や頬の内側、上あご(口蓋)などにできる
- 数週間で治癒する など
カンジダ性口内炎
お口の中にカンジダというカビが増加することによって生じる口内炎です。カンジタはお口の中に存在している常駐菌です。病気を患っている場合や抵抗力の低い乳幼児・高齢者などが発症しやすいという特徴があります。口腔内に白い苔のようなものができ、それが剥がれることによって出血や痛みを伴います。
- 病気の時・免疫力の低下時や体力がない乳幼児・高齢者などが発症しやすい
- お口の中に白い苔ができる
- 食事の際にしみたり、痛みを感じたりする
- 白い苔が剥がれると、出血や患部のただれが起こる など
習志野市津田沼で小児歯科をご希望の方は、 ぜひ徳壮会新津田沼歯科クリニックへお越しください。
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