子供の虫歯|津田沼の歯医者

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子供の虫歯

投稿日:2019年4月25日

カテゴリ:新津田沼歯科ブログ

こんにちは。 乳歯列期の子どもたちを抱え、育児に仕事に奮闘している歯科医師の森です。 子どもの歯磨き、大変ですよね・・虫歯にはなってほしくないけど、 仕上げ磨きは嫌がるし、磨いた後におやつ欲しがるし、歯磨きしないでスイッチ切れたよう に寝ちゃうし。 忙しいママは、今日くらい仕上げ磨きしなくてもいいかな・・と悪魔のささやき が聞こえてしまうことがありますよね。 今回は子どもの虫歯についてです。 現在、全国的には予防歯科の普及に伴い虫歯は減少傾向にあり、虫歯のない子ど もが増えています。ところが一方で、子どもの虫歯については二極化が進んでお り、問題となっていることをご存知ですか?虫歯が10本以上あったり、治療が必 要なのに放置し続けた結果、咬む歯がなくなってしまったりする「口腔崩壊」の 状態の子どもたちも実は多くいるのです。 東京歯科保険医協会が都内の小中学校を調査したところ、口腔崩壊の子どもがい た小学校は38.3%、中学校は29.9%だったそうです。学校で行われる歯科検診で 要治療の虫歯が見つかると、家庭に文書で受診を勧めますが、小学校で4割、中 学校で7割の児童生徒が未受診のままだそうです。この状況は全国的にも同様で、 要受診の口腔状態にもかかわらず歯科医院を受診していない児童生徒は約26万人 に達するという報告がありました。 子どもの虫歯の二極化の背景には、共働き家庭やひとり親家庭、デンタルネグレ クトが増え続けていることなどがあるようです。「いずれ抜ける乳歯」のために、 歯科医院を受診する経済的、時間的余裕が親になくなってきているということが 子どもの口腔崩壊への大きな要因とも考えられています。 乳歯は抜けてすべて永久歯に生え変わりますが、「抜ける=虫歯を放置しても大 丈夫」ということではありません。小児の虫歯を放置することで、歯だけでなく 歯肉にも炎症を引き起こしたり、あとから生えてくる永久歯の形成を障害したり、 乳歯と永久歯が混在する状態では生えたての幼若な永久歯に虫歯を誘発したりし ます。 5~6月は幼稚園や学校で歯科検診が行われる時期ですね。乳歯や幼若永久歯は、 急速に多発性に虫歯が進行するのが特徴です。もし検診で虫歯が見つかってしま ったら、放置せず早期に治療することが大切です。子どもの歯と健康を守るため に歯科医院を受診しましょう。 虫歯以外でも、お子様のお口のことで気になることがございましたらお気軽にご 相談にいらしてください。

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