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歯科金属アレルギーについて

投稿日:2019年4月1日

カテゴリ:新津田沼歯科ブログ

こんにちは。歯科医師の戸張です。 桜の花も咲きそろい、心躍る頃となりました。 皆様、いかがお過ごしでしょうか。 今回は金属アレルギーについて書こうと思います。 金属のネックレス、イヤリングやピアスをつけた時に皮膚がかぶれたり、 かゆくなったりすることがよく知られている症状ですが、 歯科治療においても金属はよく使われており、 この歯科金属も金属アレルギーを引き起こす可能性があります。 金属アレルギーの症状には大きく分けて2種類の症状があり、 金属接触アレルギーと全身型金属アレルギーに分けられます。 金属接触アレルギーは、原因となる金属に触れることから、 接触皮膚炎として発症します。 金属は汗や体液などに触れることによって金属成分が微量に溶け出し、金属がイオン化します。 このイオン化した金属がからだのタンパク質と反応して金属アレルギーを引き起こすことがあります。 ですので、汗をかきやすい人は注意が必要です。 歯科金属や食品などに含まれる金属が体内に侵入することで発症するのが全身型金属アレルギーで、 口の粘膜や腸から吸収された後、汗として皮膚から分泌すると症状が現れます。 歯科金属では、お口の中に何年も入っているため、溶けだした金属が体に蓄積されることが原因になったり、 保険で使われている金属は高温多湿の口の中では錆びて唾液に溶け出してしまいやすいのでそのことが引き金 になることがあります。 金属接触アレルギーとは違い、全身から汗と共に出てくるので手の平や足底に多く症状がみられます。 症状として、 口内炎や舌炎、口唇炎、口角炎があり、口の中の粘膜(主に頬のところ)に白い線状、レース状、 網目状の模様が現れ、周囲が赤くただれて痛みを伴うことがある口腔扁平苔癬、 そして、手のひら、足の裏に多数の膿疱ができる掌蹠膿疱症もあります。 さらに、味覚障害や脱毛症の原因になっていることもあります。 金属アレルギーかどうかは、皮膚科や大学病院の口腔外科などで 原因となっている金属を特定するパッチテストを行い、 背中に20種類くらいの金属を溶かした薬を皮膚に貼り付けて1周間ほど様子を見て、 反応のある金属を特定します。 アレルギー症状に当てはまる金属があった場合は、原因となる口腔内の金属を除去し、 別種の金属や陶材(セラミック)などにすることによって症状を改善します。 入れ歯ですと、金属の留め金を使わないノンクラスプデンチャーがあります。 気になる症状がありましたらぜひご来院下さい。

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