全身の病気を引き起こす歯周病|津田沼の歯医者

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全身の病気を引き起こす歯周病

投稿日:2017年10月5日

カテゴリ:新津田沼歯科ブログ

こんにちは、歯科助手の前田です。 歯周病に関して、何回かテーマにしてますが、今回は全身の病気について書いて行きます。 歯周病は歯の組織を破壊してしまうだけでなく、血管などを通して全身の病気を 引き起こす原因にもなっていることがだんだんと証明されてきています。 例えば次のような病気が報告されています。 ○心臓病 心臓病菌が心臓の心内膜に付着して「細菌性内膜炎」を起こすことがあります。 また、歯周病菌は血管を狭くしてしまったり、血栓を作りやすくしたりすることがわかっており、 それが原因で、心筋梗塞や狭心症を引き起こすことがあります。 ○脳梗塞 歯周病菌が脳の血管に入り込むと、血管を狭くして血栓を作り、 脳の血管が詰まる「脳梗塞」を起こすことがあります。 ○糖尿病 糖尿病にかかっている人は、免疫力が低下するため、歯周病にかかりやすくなります。 それだけでなく、歯周病にかかっている人は糖尿病が悪化するという逆の関係もわかってきました。 ○誤嚥性肺炎 高齢になり、気管の反射機能が衰えると、口の中の細菌が、唾液や食べ物を 飲み込む際に誤って肺の方へ入りやすくなります。そうすると誤嚥性肺炎を引き起こしやすくなります。 誤嚥性肺炎を起こす最近の正体は、多くの場合歯周病菌であるとされています。 ○関節リウマチ 関節リウマチは、遺伝が原因の場合も多くありますが、歯周病菌が原因となって起こる場合が あることがわかってきました。 ○肥満・メタボリックシンドローム 肥満やメタボリックシンドロームの人は歯周病の罹患率が高い、という調査結果が出ています。 原因として、歯周病菌の出す毒素が肝臓や脂肪組織に脂肪を蓄積させるのではないかと考えられています。 ○インフルエンザ 口の衛生管理が不十分で、口の中に歯周病菌がたくさんいると、インフルエンザにかかりやすく、 口を清潔にしている人ほどインフルエンザにかかりにくい、ということが研究の結果で報告されています。 歯周病によって命に関わる病気につながる可能性があります。 歯周病ケアをすることで全身の様々な病気を、予防することができます。 健康のためにも自宅でのケア、歯科医院での定期的ケアをきちんと行い予防して行きましょう。

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