歯周病とアルツハイマーの関係性 投稿日:2017年7月31日 カテゴリ:新津田沼歯科ブログ 7月も終わりいよいよ夏本番です。 近日は、暑い日々が続いておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか? こんにちは、歯科医師の古川です。 今回は、歯周病に関する新しい研究である、 歯周病とアルツハイマー病の進行が関連することをお伝えします。 アルツハイマー病とは、脳の細胞が死んでいく病気で認知症の約70%が、罹患しています。 また、日本人の成人の約80%が、歯周病に罹患しているそうです。(日本歯周病学会より) この二つの関係性は、酪酸です。 歯周病菌が酪酸を作り、歯周ポケットの血流に乗って、脳の海馬に到達します。 海馬に到達すると、鉄分子を過剰に生産して、脳細胞が死んで減ってしまいます。 海馬の脳細胞が減ることでアルツハイマー病になるのです。 健常の歯周ポケットに比べて、歯周病の歯周ポケットには、10-20倍の歯周病菌がいます。 ですので、十分に歯周病とアルツハイマーは関係するという研究の結果が分かりました。 皆さん、暑くて大変な時期ですが、歯のお掃除も忘れず歯の定期検診にいらしてみて下さい。 ■ 他の記事を読む■ « スポーツドリンクのほんとのお話。 差し歯〜保険のプラスチックとセラミックの比較〜 »