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抜歯リスクの高い歯根破折の予防対策とは?

投稿日:2024年3月5日

カテゴリ:新津田沼歯科ブログ

抜歯リスクの高い歯根破折の予防対策について

抜歯リスクの高い歯根破折の予防対策

津田沼駅すぐの歯医者「徳壮会新津田沼歯科クリニック」の歯科衛生士です。

前回のブログでは、歯根破折を起こしやすい人についてお話ししました。今回は前回に引き続き、歯根破折を予防するための対策についてお話したいと思います。歯根破折は歯周病・虫歯に次いで歯を失う原因の第3位となっています。日頃から

歯根破折の初期症状について

歯根破折が起こった場合は下記のような症状が現れます。

歯根破折は神経のない歯に起こる可能性が高く、自覚症状なく症状が悪化しやすいので注意が必要です。上記の症状に思い当たる場合は、できるだけ早めに歯科医院で検査を受け、必要な処置を受けましょう。

歯根破折は必ず抜歯になるの?

保存できる歯と保存不可能な歯

歯根破折した歯については、破折の場所や度合いによって保存できる場合もありますが、ほとんどのケースで抜歯となることが多いです。

上記のように破折線が浅い場合には、歯茎と骨の位置を調整する歯冠長延長術(クラウンレングスニング)を実施することで抜歯を回避できる場合があります。しかし、破折線が歯根まで届いている場合や深く縦に割れている場合は予後が悪いため、歯を保存することが難しくなります。

歯根破折のリスクを軽減する予防対策

定期的に歯科検診を受ける

神経を取り除いた歯は栄養が供給されなくなり、脆くなるため、歯根破折を起こしやすくなります。歯根破折を起こさないようにするには、虫歯をはじめ、様々な問題を悪化させないことが重要となるため、定期的に歯科検診を受け、お口の健康状態を維持しましょう

金属以外の土台を使用する

虫歯で歯の大部分を削った場合は、かぶせ物を安定させるために土台を設置します。金属の土台は耐久性が高い反面、歯自体に大きな負担がかかるめ、歯根破折を起こしやすくなります。土台を設置する場合は、金属以外の素材を選択することによって歯根破折のリスクを軽減することができます。

咬み合わせ治療・矯正治療を受ける

歯並びや咬み合わせが悪い場合は、特定の歯に大きな力がかかる場合があるため、歯根破折が起こりやすくなります。矯正治療や咬合治療によって咬み合わせを正すことで歯根破折のリスクを軽減することができます。

就寝時にマウスピースを使用する

就寝時の歯ぎしりや食いしばりは歯に大きな負担がかかります。歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合は、歯科医院で作成したマウスピースを就寝時に使用することによって、歯根破折のリスクを軽減することができます。

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