歯を失う原因と抜歯リスクの高い歯とは?|津田沼の歯医者

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歯を失う原因と抜歯リスクの高い歯とは?

投稿日:2025年2月20日

カテゴリ:新津田沼歯科ブログ

歯を失う原因と抜歯リスクの高い歯について

津田沼駅すぐの歯医者「徳壮会新津田沼歯科クリニック」の歯科衛生士です。

歯科先進国の諸外国では多くの国民が口腔ケアに努め、予防に取り組んでいます。日本でも80歳までに20本の天然歯を保存することを目的とした「8020運動」の推進によって、近年では予防歯科に力を入れている歯科医院や患者さまが増えています。

歯は他の組織のように再生しないため、天然歯を少しでも多く保存するためには歯を失う原因を知り、対策をすることが重要です。今回のブログでは、歯を失う主な原因をはじめ、抜歯リスクが高い歯の特徴などについてお話したいと思います。

歯を失う原因と抜歯リスクの高い歯

天然歯を失う・抜歯となる原因

重度の歯周病

歯周病は細菌の感染によって発症する炎症性の歯科疾患で、現在、歯を失う1番の原因となっています。口腔内が不衛生になると、歯周病菌が繁殖して炎症が起こり、症状が悪化することによって歯茎や歯槽骨が少しずつ溶かされ、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。特に30~40代で発症・進行しやすく、自覚症状がほとんどなく進行するため、サイレントディジーズ(静かなる病気)とも呼ばれています。

虫歯の再発(2次カリエス)

虫歯治療で削った歯については再び虫歯ができる可能性が高くなります。虫歯治療や根管治療の精度が低かったり、経年によってつめ物・かぶせ物と土台の歯との適合が悪くなり、生じた隙間から細菌が侵入した場合は歯の內部で再び虫歯が発生してしまいます。特に根管治療で神経を取り除いた歯については、自覚症状なく症状が悪化するため、抜歯リスクが高くなります。

歯根破折(歯の根のひびや割れ)

歯根破折は歯の根の部分にひびが入ったり、割れたりする症状で虫歯・歯周病についで歯を失う原因の第3位となっています。歯ぎしりや食いしばりをはじめ、強い力が部分的にかかるような咬み合わせの場合は、歯や歯茎、顎の骨に大きな負担がかかります。特に神経を取り除いた歯は栄養が供給されなくなり、脆くなるため、咬合力によるダメージが蓄積すると、歯根破折を起こしやすくなります。

根尖病巣

根尖病巣は神経を取り除いた歯の內部で細菌が繁殖し、歯根の先に膿が溜まる症状です。症状によっては根管治療や歯根端切除などの処置で改善できる場合もありますが、保存できないと診断された場合は抜歯となります。

抜歯リスクの高い歯について

虫歯が放置された歯

虫歯は自然に治ることはありません。痛みや違和感がある状態で長期間放置すると、重症化して最終的には抜歯となってしまいます。特に神経を取り除いた歯は自覚症状がほとんどなく、悪化するため、少しでも違和感を感じた場合はできるだけ早めに検査を受けましょう。

歯周ポケットが深くなっている歯

歯周病が進行すると歯茎の細胞が破壊されるため、歯と歯茎の境目にある歯周ポケットが少しずつ深くなっていきます。歯周ポケットの深さは正常な状態で1㎜~2㎜位ですが、4㎜を超えると歯周病と診断されます。さらに歯周病の症状が進行して10㎜を超えてしまうと、抜歯リスクが高くなります。

かぶせ物を装着している歯

かぶせ物を装着している歯は、残存歯質量が少なくなっている上にかぶせ物の経年劣化などによって土台の歯との間に隙間が生じ、そこから細菌が侵入して再び虫歯になる可能性が高くなります。歯を削る度に少しずつ歯質量は減っていくため、治療できる回数にも限りがあります。そのため、何度も虫歯が再発した場合は最終的に抜歯となります。

部分入れ歯やブリッジの支えとなっている歯

部分入れ歯やブリッジは残存歯を支えにして固定します。支えとなった歯は普段から大きな負担がかかり、少しずつダメージが蓄積するため、将来的に歯を失う可能性が高くなります。

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