子どもの歯で虫歯になりやすい場所と口腔ケアのポイント
投稿日:2022年1月24日
カテゴリ:新津田沼歯科ブログ
子どもの歯で虫歯になりやすい場所と口腔ケアのポイント
津田沼駅すぐの歯医者「徳壮会新津田沼歯科クリニック」の歯科衛生士です。
子どもの歯(乳歯)は、抵抗力が低いため、虫歯になりやすい特徴があります。虫歯を予防するためには、虫歯ができやすい場所を把握し、適切な口腔ケアを行うことが重要です。
今回は、子どもの歯(乳歯)で特に虫歯リスクが高い場所、また年齢・口腔内の状態に合った口腔ケアのポイントについて解説いたします。
子どもの歯で虫歯になりやすい場所とは?
子どもの歯は、大人の歯に比べて虫歯になりやすい特徴があります。その中でも特に虫歯リスクの高い場所をご紹介します。
【子どもが虫歯になりやすい場所①】奥歯・奥歯の周辺
奥歯については、歯ブラシが届きにくいことや細部の歯磨きが難しいため、大人も子どもも関係なく、虫歯リスクの高い場所となります。歯ブラシだけでなく、フロスなども活用し、きちんと汚れを取り除くことが重要です。歯ブラシは力を入れずに小刻みに動かし、歯茎を傷つけないよう注意しましょう。
【子どもが虫歯になりやすい場所②】上顎の前歯
子どもがジュースを飲む際、コップやストローが多く触れることになる上顎の前歯は、糖分が付着しやすいため、虫歯リスクが高くなります。上顎前歯を磨く際は、裏側もしっかり磨くよう心がけましょう。
【子どもが虫歯になりやすい場所③】歯と歯茎の境目
歯と歯茎の境目は汚れが溜まりやすい部分です。子どもは歯ブラシが歯茎に当たると痛いため、きちんと磨かれず、虫歯リスクが高くなってしまいます。親御さんがしっかりと仕上げ磨きを行い、磨き残しがないようにしましょう。
年齢によって変わる子どもの口腔ケアのポイントについて
子どもは歯が生えたり、乳歯から永久歯に生え変わったりと、お口の環境が大きく変化します。歯やお口のトラブルを防止するためには、お口の環境に合った適切な口腔ケアが大切です。
こちらでは、お子さまの成長段階(年齢別)に合った口腔ケアのポイントをご紹介します。
0~1歳(生後6ヵ月位から乳歯が生え始めます)
- 乳歯が生えましたら、食事の後に綿棒やガーゼで歯を綺麗にしましょう。
- 生えたばかりの乳歯はサイズが小さいため、子ども用の小さな歯ブラシで丁寧に磨きましょう。
- 物が持てるようになったら、歯ブラシを持たせて感触に慣れさせましょう。
1~2歳(奥歯側にも乳歯が生え始めます)
- 1歳6ヵ月児歯科検診を受けましょう。
- 奥歯側にも乳歯が生えてきます。奥歯は特に虫歯リスクが高いので、きちんと磨きましょう。
- 大人の真似をしたがるようになりますので、歯磨きの習慣づけをしましょう。
3歳(乳歯が生え揃います)
- 3歳児歯科検診を受けましょう。
- できるだけお子さま一人で歯磨きをするようにしましょう。お子さまが歯磨きを行った後は、必ず親御さんが仕上げ磨きしましょう。
- ブクブクうがいができるよう、お口の片側ずつを膨らませて練習しましょう。
4~5歳(顎の発育によって歯間に隙間が生じます)
- お子さま一人できちんと歯磨きが行えるよう、適切なブラッシング方法を身に付けましょう。
- 歯と歯の隙間、歯と歯茎の境目なども意識して磨くよう心がけましょう。ケアが難しい場所などは、フロスや洗口液などを活用しましょう。
6歳(乳歯が永久歯に生え変わり始めます)
- 自分のお口に合った歯ブラシを選び、6番臼歯(永久歯の奥歯)を綺麗に磨かけるよう、奥歯のブラッシング方法を練習しましょう。
- 食事後に歯を磨く習慣をつけましょう。
- 生え変わったばかりの永久歯は、虫歯になりやすいため、奥歯については必要に応じて仕上げ磨きをしてあげましょう。
虫歯になりやすい場所、口腔ケアのポイントを押さえ、お子さまの虫歯予防に取り組みましょう。
習志野市津田沼で小児歯科をご希望の方は、 ぜひ徳壮会新津田沼歯科クリニックへお越しください。
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