歯を抜かない矯正治療(非抜歯矯正)のメリット・リスクとは?
投稿日:2022年2月4日
カテゴリ:新津田沼歯科ブログ
歯を抜かない矯正治療(非抜歯矯正)のメリット・リスクについて
津田沼駅すぐの歯医者「徳壮会新津田沼歯科クリニック」の歯科衛生士です。
従来の矯正治療では、抜歯を伴う方法が一般的でした。しかし、昨今では症例によっては、歯を抜かない矯正治療(非抜歯矯正)も多く行われるようになっています。今回は歯を抜かない矯正治療のメリットやリスク等について解説しようと思います。
前回のブログ「矯正治療で抜歯は必要?抜歯矯正になるケースとは?」はこちら>>
歯を抜かない矯正治療(非抜歯矯正)のメリット
- 健康な天然歯を保存できる
健康な天然歯を抜くことに抵抗がある方は多いと思います。矯正の際に抜歯対象となる第一小臼歯、第二小臼歯は、他の歯に比べて抜歯による影響は少ないとされていますが、残せることで噛み合わせはより安定します。 - 抜歯する時間・抜歯費用が必要ない
矯正治療専門の医院では、抜歯を他医院にお願いする場合もあり、それに伴う時間や費用が発生します。非抜歯で治療が可能な場合は、抜歯を行うための時間、抜歯費用などが必要ありません。また、抜歯後の傷口の治癒期間も必要ないため、多少ではありますが治療期間の短縮が期待できます。
歯を抜かない矯正治療(非抜歯矯正)で起こりうるリスク
歯を抜かない矯正治療(非抜歯矯正)は、どのような症例でも行えるわけではありません。無理に行おうとすれば、良好な治療結果を得られないだけでなく、下記のような問題を引き起こす場合もあります。
口元が出っ張り、顔貌が悪くなる
本来、抜歯が必要な症例を抜歯せずに行った場合は、顎骨に歯が綺麗に収まらず、口元が出っ張ってしまう場合があります。歯並びや噛み合わせだけでなく、顔貌(見た目)も悪くなってしまう可能性が高くなります。
歯茎が下がる
矯正治療では、歯を動かす際に歯茎に負担がかかるため、歯茎が下がってしまうリスクがあります。特に歯を動かすための十分なスペースがない状態で無理に歯を並べようとすると、より歯茎が下がりやすくなってしまいます。歯茎が下がると、歯が長く見えたり、歯と歯の間に隙間が生じたりするだけでなく、歯根部分の虫歯・歯周病・知覚過敏リスクが高くなります。
治療後に歯が後戻りしやすい
顎に十分なスペースがない状態で矯正治療を行った場合、治療完了後に歯が後戻りする可能性が高くなります。歯が後戻りすると、もう一度矯正治療を行う必要があるため、治療期間が大幅に長くなってしまう可能性があります。
当院では矯正治療で失敗しないよう、診査・診断をしっかり行い、抜歯の有無はもちろん、患者さま一人ひとりに合った適切な治療計画をご提案いたします。
習志野市津田沼で矯正歯科・小児矯正をご希望の方は、 ぜひ徳壮会新津田沼歯科クリニックへお越しください。
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