歯科治療時に麻酔注射が効きづらい原因とは?
投稿日:2022年9月29日
カテゴリ:新津田沼歯科ブログ
歯科治療時に麻酔注射が効きづらくなる原因について
津田沼駅すぐの歯医者「徳壮会新津田沼歯科クリニック」の歯科衛生士です。
治療で歯を削る際、痛みを伴う可能性が高い場合は事前に麻酔注射を行います。麻酔注射は痛みを緩和するための重要な処置ですが、患者さまの状態によっては効きが悪くなることがあります。
実際、これまでの歯科治療で麻酔がなかなか効かずに辛い思いをした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は歯科治療時に麻酔注射が効きづらくなる原因についてお話したいと思います。
麻酔注射が効きづらくなる原因
患部の痛みが強い・炎症がひどい
我慢できない程の強い痛みがある場合は、炎症がひどくなっている可能性が高いです。そして、炎症がひどくなっている場合は麻酔注射が効きづらくなります。このような場合は、お薬などで患部の炎症を鎮め、麻酔注射がきちんと効く状態にしてから治療を進めます。
体質や体格の関係
麻酔注射の効きは患者さまの体質や体格によっても変わってきます。体格が良く、骨格のしっかりしている方は麻酔が浸透しにくいため、一般的な体格の方に比べて効きづらくなることがあります。
麻酔注射が効きづらい部位
治療部位によっても麻酔注射の効き目が変わってきます。特に下顎の奥歯は骨がしっかりしているため、麻酔液が浸透しづらく、麻酔効果が弱くなる場合があります。逆に上顎は全体的に骨が薄いため、しっかりと麻酔を効かせることができます。
長期間放置した虫歯(歯根に病巣があるなど)
治療せずに長期間放置した虫歯や神経のない歯の根っこ部分に病巣がある場合など、歯の周辺にある骨が硬くなってしまうことがあります。そのような場合は、麻酔液が浸透しづらくなるため、結果的に麻酔が効きづらくなってしまいます。
体質の問題によって生まれつき麻酔が効きづらいというケースもありますが、麻酔をしっかり効かせ、痛みを緩和するためには日頃から定期的に検診を受け、何かトラブルが起こった際はできるだけ早めに対処することが重要です。歯やお口に違和感を感じた際はできるだけ早めに検査を受け、必要な処置を受けましょう。
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