名古屋で勉強会に参加しました 投稿日:2021年12月7日 カテゴリ:未分類 最近は、暑くなったりいきなり冷えてきたりと体調管理が難しい日々が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。 歯科医師の古川です。 さて、先週の土曜日と日曜日に勉強会に参加してきました。 場所が名古屋でしたので、大変充実した二日間を過ごさせていただきました。 勉強会の内容は様々ありましたが、一つのテーマに高齢者に対してのオーラルフレイルという内容がありました。 ここで最近耳にするフレイルやオーラルフレイルについて軽く説明していきたいと思います。 フレイルとは加齢に伴い心身の活力(運動機能や認知機能など)が低下して、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態である。一方、適切な介入、支援で生活機能の維持向上が可能な状態を指します。 フレイルの評価は ①体重の減少⇒ダイエットなど意図しないで、年間4.5㎏減ること ②疲れやすい⇒何もしなくても面倒だと思ってしまう。 ③歩行速度の低下 ④握力の低下 ⑤身体活動量の低下があげられます。 フレイル状態になってしまうと様々な病気になりやすくなり、要介護が必要になることも増えてきます。 もう一つのオーラルフレイルとは、 加齢に伴う様々な口腔環境(歯数)及び口腔機能の変化、 さらに社会的、精神的、身体的な予備能力低下も重なり、口腔機能障害に対する脆弱性が増加した状態を指します。 オーラルフレイルの評価は咀嚼機能の低下(口から物をよく食べこぼす)や嚥下機能の低下(物が上手く飲み込めない) 舌の筋肉の低下による活舌が悪くなるなどを評価します。 今、日本では超高齢者社会と言われているので、 このフレイルやオーラルフレイルは歯科医師にとっても切っても切れない関係になっていくのではと思います。 なるべくオーラルフレイルの早期発見をし、 指導の導入を早くできるようになるにも患者さんとより一層寄り添える関係を築けたらと思いました。 勉強会の症例の一つ一つが10年以上の経過を追っているので、発表してくださった先生方に少しでも近づけるように、参考にし、真似て歩きだし、自分の治療に生かしていきたい患者さんの役に立てばと思います。 少しでも疑問に思ったことがあればいつでも声をかけてください。 そして本日の3月18日は歯科医師の国家資格の合格発表だったりします。 後輩たちが無事に受かっているのを祈りつつ、私自身も当時を思い出しつつ、あっという間に時期が過ぎていくのを実感しています ■ 他の記事を読む■ « 歯牙接触癖 歯の表面についている茶色い物の正体とは!? »